These forums have been archived and are now read-only.

The new forums are live and can be found at https://forums.eveonline.com/

一般的な議論

 
  • Topic is locked indefinitely.
 

EVE Online ワールドニュース

First post
Author
ISD Parrot
ISD Japan
ISD Alliance
#101 - 2016-07-23 02:28:37 UTC
スコープ・ネットワークがポイントランキングを更新
2016-07-20 16:35 インペタス、セレーネ・デュポンテ

ユーライ発-多くのカプセラが悪名高きV・サルバドール・サーパティ相手に武器をとり、サーペンティス社の軍備増強計画を妨害しつづけている。背景にあるのは、スコープ・ネットワークを介して発行される様々な契約だ。

対サーペンティス戦で特に大きな功績をあげた10名のカプセラには、キャンペーン終了時、特別報酬としてサーペンティス系主力艦のBPCが贈られる。最も多くのポイントを稼ぎだしたカプセラ達のために用意されたのは、それぞれ1回のみ利用可能な5個のヴェンデッタ級大型艦載機母艦のBPCと、5個のヴァンキッシャー級タイタンのBPCだ。

YC118年7月20日正午時点におけるポイントランキング上位10名は以下のとおり。

アレン・アスクス(Alen Asques)
ビジネスウーマン(BUISNESSWOMAN)
ムラヴィエ・ヴィルピオ(muravey Virpio)
ブレイキング・ファースト(Breaking Fast)
カマムドザヴァ・テケラヴァ(Kamamdzava Tekerava)
サンシュ・レコ(Sansh Leko)
アルデリア・ブルメンタール(Ardellia Blumenthal)
ダークゼロ(Darkzero)
ジャレン・エルダーウィング(Djaren Eldarwing)
ヴラエル・ザン(Vrael Zann)
ISD Parrot
ISD Japan
ISD Alliance
#102 - 2016-08-12 05:16:23 UTC
スコープ・ネットワークが最新のポイントランキングを発表
2016-08-05 14:24 インペタス、セレーネ・デュポンテ

ユーライ発-サーペンティス社が主要な戦略拠点で撤退準備を進めていることを受けて、スコープ・ネットワークが発行する契約への関心はピークを迎えている。

キャンペーン終了後、サーペンティス社との戦いで最も活躍した10名のカプセラに特殊主力艦のBPCが贈られる。彼らが各国を支援し、サーペンティス社の脅威に立ち向かう中で獲得したポイントに応じて、それぞれ1回のみ利用可能な5個のヴェンデッタ級大型艦載機母艦のBPCと、5個のヴァンキッシャー級タイタンのBPCが贈呈される予定だ。

YC118年8月5日時点におけるポイントランキング上位10名は以下のとおり。

ビジネスウーマン(BUISNESSWOMAN)
サンシュ・レコ(Sansh Leko)
ダークゼロ(Darkzero)
ジャレン・エルダーウィング(Djaren Eldarwing)
ムラヴィエ・ヴィルピオ(muravey Virpio)
ブレイキング・ファースト(Breaking Fast)
ヴラエル・ザン(Vrael Zann)
ゼラフ・ドレガモン(Zeraph Dregamon)
アレン・アスクス(Alen Asques)
ヘイミッシュ(Hamish)
ISD Parrot
ISD Japan
ISD Alliance
#103 - 2016-08-27 12:48:18 UTC  |  Edited by: ISD Parrot
スコープニュース – ナルブラ星系でキープスターが破壊される
2016-08-26

キープスター型シタデルが初めて破壊され、数十万単位の死傷者が出ています。正確な数はいまだ不明ですが、犠牲者のほとんどはシタデルの係留、および仕上げ作業に従事していた建設作業員の模様です。

キープスターは史上最大規模の建造物で、その大きさは260kmにも及び、1億人以上を収容できる設計となっています。今回破壊されたキープスターは建設中だったため、移住者が被害に巻き込まれることはありませんでした。

悲劇に見舞われたキープスターは、ローントレックのナルブラ星系…海賊行為が横行するローセキュリティ宙域…で、プロジェクト・メイヘム(Project Mayhem)アライアンスによって建設が進められていました。最終係留作業が始まった直後、このシタデルの存在を知ったのがパンデミックレギオン(Pandemic Legion)の艦隊司令官、キラー・ビー(Killah Bee)です。彼らは今年に入ってからプロジェクト・メイヘムの待ち伏せ攻撃を受けていたため、この機に復讐戦を挑むことを決意し、艦隊の編成にかかりました。パンデミックレギオン、ノーザン・コアリション(Northern Coalition)、シャドウカルテル(Shadow Cartel)、ダークネス(Darkness)その他から成る連合艦隊がナルブラ星系に達した時には、戦いの匂いを嗅ぎつけたカプセラ達も駆けつけ、数百隻の第三勢力も登場。プロジェクト・メイヘムはテスト(TEST)とサークル・オブ・ツー(Circle of Two)の支援を受けて防衛線を敷いたものの、圧倒的な攻囲艦隊の前に撤退を余儀なくされました。防衛艦隊が撤退した後、2000隻以上の大艦隊は無防備なキープスターを取り囲み、その巨体が爆散するまで砲撃を続けました。

作戦を主導したキラー・ビーはスコープのインタビューに応じ、復讐は果たされた、パンデミックレギオンはプロジェクト・メイヘムに対してこれ以上の攻撃行動をとるつもりはないと語りました。多くの人命が失われましたが、これ以上の惨劇が続かないことは犠牲者の遺族や同僚たちにとって、僅かながら慰めとなるでしょう。

スコープよりアルトン・ハヴェリがお送りしました。

ヘッドラインニュース
・…のイシュコネ社施設の詳細はいまだ不明。
・女帝カティズ1世の戴冠式に向けて準備進行中。帝国近衛隊の上級士官も皇宮、大聖堂で目撃される。
・「ザ・デスレス」の顔写真を公開。赤と黒の髑髏がプリントされたバンダナで顔を隠した、30歳代の男。
・第14回アライアンストーナメントの詳細発表続く。スコープ・ネットワークによる独立ゲーミング委員会買収の噂も。
・コバルトエッジにおいて紛争勃発との情報。詳細いまだ不明。
・女帝カティズ1世の戴冠に先立ち、最高取締委員会が電化製品取引協定の再交渉について議論。
・YC119年度第3艦隊改修計画でハードポイントとリアクターサブシステムを供給するため、ビジアム社がアマー海軍との契約を更新。同社の株価は高騰。
・エンジェルカルテルがフリーダム・エクステンション社の輸送ルートを攻撃。ミンマター海軍がスカーコン星系周辺を警戒中。
・指令執行局がローントレックのローセキュリティ宙域に渡航警告を発表…
ISD Parrot
ISD Japan
ISD Alliance
#104 - 2016-09-03 11:43:04 UTC  |  Edited by: ISD Parrot
近づく戴冠式…帝国近衛隊がダム・トーサッドを巡回
2016-09-02 18:07 スコープ、アルトン・ハヴェリ

アマー発-きょう午後、ダム・トーサッドの下町に住む住民たちは珍しい光景を目にした。モメド・サーショル近衛隊司令官を含む複数の高級士官が姿を見せ、女帝カティズ1世の戴冠式に向けた警備準備の一環として、帝都を道から道へと歩いて回ったのである。

50名以上の士官は金色の降下スーツを身に着けており、これは帝室の紋章が刻まれた特注品だった。興奮した市民たちは画像やホロビデオを液体ルータ経由で競って投稿し、午後のGalNetは彼らの姿で溢れかえっていた。

近衛隊一行は巡回の途中でしばしば歩みを止め、通りがかった人々や見物人らの写真撮影に応じることもあった。スコープもサーショル司令官への接触に成功し、9月27日に行われるカティズ1世の戴冠式の準備状況について取材した。

まず、サーショル司令官は帝国近衛隊の巡回について、「詳細については答えかねるが、最近開発された降下スーツ技術のフィールドテストを兼ねている」と答えた。

そして戴冠式に関する質問、警備状況を懸念する声に対しては、「不穏かつ不純な考えを持ち、陛下が正当に帝位につかれることを良しとしない輩がいるのは確かだ。近衛隊はそのような異端的言動を確実に鎮めるために出動している」と語った。

帝国軍は1年前に起きたジャミル1世の暗殺事件以来、厳戒態勢を維持し続けている。今月末には警備費として数千億iskを費やすとも言われる戴冠式が控えており、帝国軍の動向が注目される。
ISD Parrot
ISD Japan
ISD Alliance
#105 - 2016-09-09 16:02:46 UTC
スローンワールズで襲撃事件発生…帝国近衛隊発表
2016-09-06 17:08 スコープ、アルトン・ハヴェリ

コアー発-コアー8第2衛星軌道上の帝室所有ステーションで、近衛隊関係者を狙った毒ガス攻撃が発生した。同ステーションでは現在も民間人の立ち入り禁止措置が敷かれている。

先ほど行われた公式発表では、帝室報道官が次のように述べた。
「ステーション中層階に3個の化学デバイスが仕掛けられ、空気制御装置周辺で爆破されました。その結果、重警備区画の3つのデッキにGR12軍用神経ガスが流入したものの、換気システムによって除去されました」

近衛隊によると今回の襲撃で死者は出ていないが、シリコスハウンド246頭が飼育されている犬舎ブロックにガスが流れこみ、一部が命を落としたという。

襲撃されたステーションには帝室が抱える文官と20万以上の帝国近衛隊関係者が居住している。事件現場はいまだに封鎖されたままだが、ガスは深刻な被害をもたらす前に除去され、商業活動や各種サービスは開放されている。

事件発生時、近衛隊は爆発音に加えて不審な動きも確認しており、これが当直士官たちへの警鐘になったようだ。いち早く異変を察知したため、彼らは空気制御装置の停止、毒ガスの除去、事件現場の封鎖などを迅速に進めることができた。

多くの専門家はカティズの戴冠に反対するアマー純粋主義者の犯行ではないかとみているが、帝国近衛隊と帝権保安省はステーションのセキュリティアーカイブからホロビデオ映像を回収し、襲撃者の身元と動機の特定を進めている。
ISD Parrot
ISD Japan
ISD Alliance
#106 - 2016-09-11 06:46:47 UTC  |  Edited by: ISD Parrot
ヴァルクリア(Valklears)

[img]https://web.ccpgamescdn.com/communityassets/img/chronicles/chronicleImage/Valklears.jpg[/img]

「私は貴様等を訓練するために来たのではない。殺しに来たのだ」
- ヴァルクリア訓練教官

長きにわたる奴隷時代と解放戦争の果てに、ミンマター諸部族では壮健な兵士が不足し始めた。そこで、部族は殺人、強姦、その他諸々の凶悪犯罪を犯した危険な犯罪者を軍に編入せざるをえなくなった。結果として生まれたヴァルクリア部隊は数々の勝利を通じてミンマターに貢献し、蜂起における最も悪名高い精鋭部隊として名を上げた。

蜂起が終結に向かい、共和国が建国されると、新政府内の一部の政治家はこのような非人道的な部隊の必要性に疑問を呈した。平和を勝ち取った今、かくも忌々しい部隊が必要とされることはなくなった。この上は新生ミンマターが輝かしい歴史を歩むためにも、過去の悪名は歴史の1ページに置いてくるべきではないか? しかし軍部は政府の意見に同調せず、ヴァルクリア・プログラムは今日まで継続されており、その悪名高い評判を全く失っていない。

ヴァルクリア部隊の指揮官は兵員補充を専門の徴兵官に全面的に依存している。徴兵官は諸部族の法廷を巡回し、その訓練された目で、邪悪で下劣で腐りきった掃き溜めから資質のある人間を選び出す。候補者を見つけることに成功したら、次は囚人を訓練に送りこむ手順に入る。どの徴兵官も候補者を説得するための独自の技術を有しているが、監獄の中で過ごす一生と短い軍務を天秤にかければ、多くの囚人にとって答えは決まっているようなものだ。

徴兵官の選択基準は普通考えられているほど明確なものではない。彼らは極めて広範な犯罪者集団から候補者を選んでいるのである。凶暴なサイコパスに声をかけたかと思えば、次の日は連続殺人鬼、その次は汚職弁護士かもしれないし、そのまた次は巨額の横領犯かもしれない。これまでの人生で武器を手にしたことのない者さえ対象に含まれているのだ。徴兵官が見抜く能力、本能、潜在的な可能性は、囚人がこれまでの半生で使ってきたものより遥かに多い。

提案を受け入れた候補者は静かに監獄から連れ出され、行刑制度は膨大な書類の束の中で彼らを見失う。もし誰かが記録を掘り返したとしても、死刑が執行されたか、最大級に警備の厳重な施設へ移送されたことになっているはずだ。当局の手によって記録から消されてしまったヴァルクリア候補は二度と見つからない。

候補者が刑務所から出ると、本格的な訓練が始まる。悪事ばかり考えている出来損ない、血まみれの殺人者、悪辣な知能犯、何百という候補者がニューエデンで最も厳しい訓練施設の1つに送りこまれる。厳しい訓練を通じ、これら将来のヴァルクリア隊員は誰にも止められない戦争兵器と同化していく。訓練教官が新兵に限界を超えた困難を課すのは、彼らが限界を超えられるかを確かめるためだ。新兵を殴り倒すのは、彼らが再び立ち上がることが出来るかどうかを見極めるためだ。そして、立ち上がった新兵は更に激しく殴り倒される。徴兵官は新兵の目に不屈の輝きが灯り、そこから言葉を読み取れる日を心待ちにしているのである。「いつか殺してやる」という言葉を。

訓練から脱落した候補者は監獄へと戻され、以前にも増して厳しい刑が課される。訓練を完遂した人間はヴァルクリア隊員として相応しい兵士に教化されており、その割合の驚くべき高さは徴兵官の威信につながっている。しかし、彼らは軍務の中で「強靭な野郎ども」という評価を再び証明しなければならない。

ヴァルクリア隊員の軍務の長さは本来の刑期に応じて決まり、訓練施設で過ごした日々はそこに含まれない。軍務の全期間を生き抜いた場合、そのヴァルクリア隊員はただちに自由を得る。新しい身分が与えられ、犯罪者としての経歴も抹消されて、過去については適切な偽装が施される。

ヴァルクリア部隊で軍務を完了した後、ほとんどの隊員は自分が行くべき他の部隊を見つける。彼らは順次転属させられていくが、新しい戦友たちは元ヴァルクリア隊員という前歴を知らされないまま新入りを迎えることになる。

現在のミンマター軍の最高幹部にはかつてヴァルクリア隊員だった者もいる。この事実は最高機密とされており、ミンマターの人民は殺人犯と窃盗犯が軍を支えていたなど知る由もない。
ISD Parrot
ISD Japan
ISD Alliance
#107 - 2016-09-15 16:21:42 UTC
スコープニュース – 『アマーで戴冠式の準備進む』『CSMサミット始まる』
2016-09-14

今年もCONCORD本部で星間管理会議(CSM)の会合が催され、インナーサークルは多忙を極めています。

毎年カプセラによって選出される14名のCSMメンバーは、ニューエデンのあらゆる業界と組織を代表しています。今年度の会合の詳細はいまだ明らかになっていませんが、彼らは四大国の代表者と会談し、領土問題、最先端のクローン技術、そしてパイロットライセンス発行基準に至るまで、様々な事柄について協議するものと思われます。

会合は4日間にわたって行われる予定です。

次のニュースです。アマー帝国でカティズ1世の戴冠式に向けて準備が進むなか、近衛隊が数度の攻撃を受けました。襲撃者たちの試みは失敗に終わったものの、帝国軍は厳戒態勢を維持しています。

この襲撃について、カティズ1世の戴冠に反対する「ピュリティ・オブ・ザ・スローン」が犯行声明を発表しました。ピュリティ・オブ・ザ・スローンはカティズ1世がユード人の祖先を持つことを理由に、アマー帝国の統治者にはふさわしからぬ人物だと非難。さらなる攻撃を加えると宣言しています。一方、宗教評議会と帝権保安省は共同声明を発表し、ピュリティ・オブ・ザ・スローンを異端組織として認定するとともに、帝国への忠誠ゆえの行動だとする主張を退け、懸賞金をかけました。

戴冠式を脅かす計画が明らかになりましたが、式典は予定どおり9月27日に執り行われるとのことです。

スコープよりリナ・アンバーがお送りしました。

ヘッドラインニュース
・サフィゾン星系において近衛隊へ2度の襲撃、帝国軍は警戒レベルを引き上げて対応。
・グランドテイジョンリゾートで第42回連邦グラブボール選手権の準備始まる。
・サンマター・シャコールがボースク4で新たに操業を開始した水力発電施設を視察。
・ローデン造船所は80年にわたって主任試作エンジニアを務めてきたアルネロア・ライラレイヴの引退を発表。
・アップウェル・コンソーシアムが新型工業複合施設の株主向けプレゼンを実施。ライタル型、アズベル型、ソティヨ型の3種類を発表し、試作ブループリントの完成は近いと言明。
・アマー海軍がピュリティ・オブ・ザ・スローンの主要拠点に関する情報を公開、カプセラに討伐を促す。
・ヨナ2軌道上のコアコンプレクション社ステーションで18,000匹のネコ科動物がエレッタ行き貨物から脱走、16時間におよぶ回収作業の末に事態沈静化。
・アウターリング採掘調査が採掘プラットフォーム「クベーラ」を利用した新型サブシステム試験運用の噂を認める。
ISD Parrot
ISD Japan
ISD Alliance
#108 - 2016-09-17 06:04:45 UTC
アマー海軍第3艦隊司令官がピュリティ・オブ・ザ・スローンについて語る
2016-09-16 20:46 スコープ、リナ・アンバー

ディアデリ発-今夕、アマー海軍報道室の驚くべき計らいにより、スコープは短時間ながらレン・カレッタ大提督(アマー海軍第3艦隊司令官)への独占インタビューを許された。

インタビューは大提督がディアデリ2軌道上の造船施設を視察したあと、短い休憩時間のあいだに行われた。彼は近衛隊を付け狙う反乱勢力を「アマーの伝統に対する完全な侮辱」、「帝国の安全と神聖性を脅かす重大な脅威」と表現し、カプセラによるピュリティ・オブ・ザ・スローンへの攻撃は「実に喜ばしい」ことだと述べた。

45年の軍歴を重ねているカレッタ大提督は更に言葉を続け、「エンピリアンを恐れ、保守的な目で独立カプセラを見る者もいるだろう。だが、彼らは無視できない戦力だし、その力を正しく活かすことができれば、驚くほど頼りがいのある味方になるのも確かなのだ」と語った。

ディアデリの造船施設について質問すると、カレッタ大提督は視察が安全保障上の問題に起因していないことを強調した。
「ちょっと用があってユーライへ行っていてな…たまたま星間管理会議のメンバーと会ったりもしたがね。その帰り道、少し遠回りして入渠中の第3艦隊の船を見ておくのもいいかもしれんと思いついた。とはいえ普段通りの換装作業を視察しただけで、特に変わったことはない」

最後に、カレッタ大提督はピュリティ・オブ・ザ・スローン掃討戦におけるカプセラの支援を改めて称賛し、換装を終えた第3艦隊の船も女帝陛下の戴冠を祝ってナノコーティングすべきだろうかと冗談を飛ばした。

アマー海軍はピュリティ・オブ・ザ・スローン掃討戦に参加したカプセラに対し、敵艦から回収したSKINを使用することを奨励している。本来の良からぬ意図を消し去り、団結、祝意、カティズ1世への支持の象徴として逆に利用するためだ。

ピュリティ・オブ・ザ・スローンは現在もニューエデン各地で活動を続けているとの情報が入っており、アマー海軍は敵拠点の位置情報を更新し続けている。
ISD Parrot
ISD Japan
ISD Alliance
#109 - 2016-09-27 02:55:13 UTC  |  Edited by: ISD Parrot
女帝カティズ1世の戴冠式、明日ダム・トーサッドで挙行
2016-09-26 15:40 スコープ、リナ・アンバー

ダム・トーサッド発-戴冠式の準備もいよいよ大詰めだ。タッシュムーコン家出身の帝位継承者が戴冠する歴史的瞬間をひと目見ようと、カティズ1世の支持者や見物人が帝都に押し寄せている。

戴冠式は明日14:00(ニューエデン標準時)から<第一の預言者>聖ゲイノック大聖堂にて行われる。式典は近年にない華々しいものになると予想されており、国家元首や政治家、高級軍人が全ニューエデンから出席する。

諸外国から数千名の要人を迎えた帝都では記録的な警備体制が敷かれ、帝国近衛隊も全部隊が出動に備えている。アマー帝国の新たな統治者を祝福するため、ガレンテ連邦からはジャッカス・ローデン大統領、メンタス・ブラーク連邦情報局局長、そして50名以上の元老院議員が現地入り済みだ。

巨大企業からも多くの要人が出席しており、カティズ1世とカルダリ連合の強力なビジネス関係を窺わせる。代表取締委員会の全メンバーを含む八大企業代表団が目撃されているほか、カルダリ海軍と連合プロテクトレイトの上級将校も式典に招かれたという。CONCORDインナーサークルや指令執行局の役員も同様に招待されている模様だ。

独立系カプセラが掃討戦に協力したこともあって、過激派集団「ピュリティ・オブ・ザ・スローン」の活動はほぼ完全に沈黙し、戴冠式は予定通り行われる運びとなった。20:00頃にはカティズ1世自らアマープライム軌道上に赴き、儀仗隊を巡閲、カプセラ向けの演説を行うとの噂もある。

現時点ではミンマター共和国関係者の出席に関する情報はなく、部族会議報道室も隣国の喧騒についてのコメントは拒否している。
ISD Parrot
ISD Japan
ISD Alliance
#110 - 2016-09-27 13:33:26 UTC  |  Edited by: ISD Parrot
速報! サンマター・マレアツ・シャコールがアマーを訪問!
2016-09-27 11:06 スコープ、アルトン・ハヴェリ

リスデー発-帝室広報部の会見場は驚きのあまり静まり返った。サンマター・マレアツ・シャコールがミンマター海軍に警護されながらアマー・ミンマター国境を越え、帝都ダム・トーサッドへ向かっていると発表されたのだ。

サンマターはヘイマターを出発するとアマター自治領経由で帝国領ディボイドへ入った。これは前例のない想定外の出来事であり、アマー・ミンマターのメディアは極度の混乱状態に陥っている。両国の国家元首が会談するのはミンマター共和国が建国されて以来初めてのことで、専門家はどのような結果が生まれるか予測するのに必死だ。

アマー帝国は自国内で開催される星間行事について、ミンマターの国家元首へも儀礼的に招待状を送るのが慣習だったが、共和国の指導者が招きに応じたことは一度もなかった。その招待に応じたというだけでも衝撃だが、ミンマターの国家元首が自らアマープライムを訪れるというのだから、驚きは尚更である。

現時点で確認されている情報によると、サンマター・シャコールの搭乗する部族長仕様テンペストと約30隻のミンマター艦から成る船団は、アマター国境で20分ほど足止めされた。その後、船団はアマター領ディレリックの3個星系を通過する許可を与えられ、リスデー星系で帝国近衛隊の護衛艦と合流した模様だ。

共和国の船団がアマー領への進入を許され、帝国軍に迎えられるとは、まるで両国間の和解を象徴しているかのように思われる。サンマター・シャコールは帝国近衛隊とミンマター海軍の共同警護のもと、今まさに帝都へ向かっている。
ISD Parrot
ISD Japan
ISD Alliance
#111 - 2016-09-27 14:15:42 UTC  |  Edited by: ISD Parrot
スコープニュース – カティズ1世の戴冠式に備える近衛隊
2016-09-27

帝都ダム・トーサッドを擁する帝国首都星アマープライム。今日、ここでカティズ・タッシュムーコン女侯の戴冠式が行われます。戴冠後の彼女はもはやカティズ・タッシュムーコンではなく、神聖アマーの女帝、真の信仰を司る第一の使徒、帝国国教の最大の擁護者、カティズ1世となっているのです。

戴冠式終了後は帝国軍による最初の栄誉礼、帝国近衛隊スローンワールズ艦隊巡閲式が予定されており、既にアマープライム上空には物見高いカプセラ達が集まり始めています。

自国の心臓部でドリフターによるジャミル1世暗殺を許して以来、アマー社会の保守的かつ容赦ない上流階級のあいだでは、近衛隊の名誉は大きく傷ついたままとなっています。巡閲式の伝統的な目的は新たな統治者と近衛隊の結びつきを強めることにありますが、現在の状況を考えると、新たに選抜された精鋭とともに生まれ変わった近衛隊を披露し、その名誉を回復するために必要なステップだとも言えそうです。

スコープよりアルトン・ハヴェリがお送りしました。

ヘッドラインニュース
・「ザ・デスレス」によく似た男がいるとの通報を受けて、スペースレーンパトロールがナルブラ9第2衛星軌道上のステーションを封鎖。
・聖ゲイノック大聖堂に向かうジャッカス・ローデン大統領と特別警護官が目撃され…
・速報! サンマター・マレアツ・シャコールがミンマター海軍に警護されつつアマー領内へ越境!
・独立ゲーミング委員会は今週末に行われる第14回アライアンストーナメント予選会のスケジュールを公開。
・コーポレート警備保障はダンツミ3のヒャショーダ社精錬所で発生した液体酸素爆発事故について調査を開始。同事故では作業員452名と管理職員62名が死亡。
・ニューエデン各地のカプセラは独立組織による初のタイタン建造から10週年を祝う。
・ハータカン・オイリツーは…
ISD Parrot
ISD Japan
ISD Alliance
#112 - 2016-09-29 15:27:08 UTC  |  Edited by: ISD Parrot
ダム・トーサッドにて戴冠式挙行、カティズ1世はカプセラと近衛隊に向けて演説
2016-09-27 21:38 スコープ、アルトン・ハヴェリ

アマー発-今夜、女帝カティズ1世はアマープライム軌道上で初の公開演説を行った。演説は帝国近衛隊とカプセラへ向けたものだったが、全ニューエデンの政治評論家たちは女帝の意図について憶測を巡らせている。

カティズ1世はアバター級タイタン「TESピュリティ」(帝国近衛隊スローンワールズ艦隊旗艦)の艦上から、アマー帝国の統治者として最初の言葉を発した。彼女は自身の統治のもとでアマー帝国が新たな時代を迎えると語り、帝国経済の活性化、アマー国民への脅威に対抗するための帝国軍近代化、より開放的な対外貿易を目指す新たな外交政策を宣言した。

また、カティズ1世はカプセラによって掃討された過激派集団「ピュリティ・オブ・ザ・スローン」についても言及し、独立カプセラによる帝国軍への支援に感謝の意を表した。さらに、帝国の安全保障における親アマー派カプセラ組織の役割はますます拡大しているとして、YC118年第4四半期からカプセラ用軍事教練の規模を大きく拡張すると発表した。

この演説は3000名近いカプセラと帝国近衛隊の高級士官たちの前で披露されたが、女帝の言葉が遮られる場面もあった。ローテ・ワークス(Rote Works)…悪名高き赤いオーケストラ(Rote Kapelle)の下部組織と噂される…のパイロット2名が式典を中止させようと、爆発物を満載したプロビデンス級超大型輸送艦をTESピュリティの至近距離で爆破したのである。爆発はTESピュリティの右舷側に甚大な被害を与え、装甲板を吹き飛ばし、船内に火災を生じさせた。ただし火災は約30分間の演説のあいだに消し止められ、式典に大きな影響は与えなかったものと見られている。

帝国近衛隊はTESピュリティの損傷に関するメディアからの質問に答え、同艦はサフィゾン星系へ帰還したのち、8週間かけて損傷部の修理と動力炉・推進機関の点検を行う予定だと語った。ただし、TESピュリティ乗組員の被害状況については軍務省が情報を伏せたままとなっている。

このほか、報道官はライサス(Lysus)…YC118年度帝位継承試験でアリッツィオ・コルアゾールのチャンピオンを務めた…が演説中に冒涜的な行動をとり、彼の操縦するパラディン級強襲型戦艦が撃沈された件について、近衛隊は撃沈を正当な行為として追認すると発表した。撃沈命令は聖テトリモン教団のケーモン・ダルサー・アン・テトリモン総長が下し、親アマー派カプセラによって実行された。

女帝は演説を成功させ、より進歩的な帝国を作り上げるための計画を予言したが、多くのメディアはもう1つの衝撃的なニュースに重きを置いている。そのニュースこそ、戴冠式後に実現したカティズ1世とサンマター・マレアツ・シャコールの会談である。目撃者によれば、2人は皇宮の大広間で対面し、友好的な雰囲気のなか30分ほど会話を交わしたという。

サンマター・シャコールによる突然の帝都訪問はアマー・ミンマターのメディアを大混乱に陥れたが、彼がケイタン・ユン(元CONCORDミンマター代表)を伴って聖ゲイノック大聖堂を訪れ、戴冠式出席の意思が明らかになると、さらに激しい論争が巻き起こった。

アマー公共ニュースが撮影した戴冠式と祝賀会の公式映像では、サンマター・シャコールはきらびやかなクマークを肩にかけ、ブルートー部族の伝統的な黒いローブを身につけていた。カティズ1世が複雑に編みこまれた髪の上に黄金の帝冠をかぶり、戴冠式用の礼装のまま、部族会議の長たるサンマター・シャコールと会話している様子も捉えられている。

歴史的な1日が過ぎ、今や公式行事は終わりに向かって動き始めた。帝都ダム・トーサッドでは電飾が灯され、自らを美しい花火のように空へと映しだしている。アマー市民は祝いに次ぐ祝いの1週間に備えて準備しており、金曜夜のシャトール・シンで祝賀ムードは最高潮に達するだろう。
ISD Parrot
ISD Japan
ISD Alliance
#113 - 2016-10-01 12:58:48 UTC
シャトール・シンが戴冠式の1週間を締めくくる…6皇家新当主も確定
2016-09-30 17:31 アマー公共ニュース、ザラ・セリル

アマープライム発-故ジャミル1世陛下の治世を支えた皇家当主たちがシャトール・シンで命を捧げ、帝国の最も神聖な儀式は最終局面を迎えた。

枢密院顧問官にして帝位継承権者だった彼らの信仰と献身を、神聖アマーに生きる全ての者は永く記憶に留めるだろう。

ディレリックとアーディシャパー家領を治めし貴族、ヨニス・アーディシャパー卿
カドールを治めし貴族、ウリアム・カドール卿
マルケスとクーニッド王国を治めしクーニッド2世、ガルケ・クーニッド陛下
コルアゾールを治めし帝国宰相、アリッツィオ・コルアゾール卿
サルム家領を治めし貴族、メリメス・サルム卿

気高き前当主の死とカティズ1世陛下の戴冠を経て、新たな皇家当主たちが枢密院を運営する。

ディレリックとアーディシャパー家領を治む貴族、アリム・アーディシャパー卿
カドールを治む貴族、ハミデ・カドール女侯
マルケスとクーニッド王国を治むクーニッド3世、ファロック・クーニッド陛下
コルアゾールを治む貴族、エルシリア・コルアゾール女侯
サルム家領を治む貴族、アラハ・サルム卿
タッシュムーコンを治む貴族、タニル・タッシュムーコン卿

以上、枢密院ならびに宗教評議会の命令による。
ISD Parrot
ISD Japan
ISD Alliance
#114 - 2016-10-09 01:46:58 UTC
政府要人に招集、アマー帝国の新時代始まる
2016-10-05 18:30 スコープ、リナ・アンバー

アマープライム発-女帝カティズ1世は彼女の治世下で初めての枢密院会議と宗教評議会を招集した。先週の公開演説で披露した将来像を実現するため、まずは迅速に最初の一歩を踏み出した形だ。

宗教評議会総会はダム・トーサッドの「真理と正義の会堂」で催された。カティズ1世は開会に先立ち、居並ぶ数千名の助祭と判事へ「信仰が新時代の繁栄と力に調和する方法」を慎重に検討するよう提言。この発言を受けて総会は延期され、60名余りの最高評議員による非公開協議が始まった。

宗教評議会から皇宮へと戻ったカティズ1世は、次に枢密院を招集した。最初の枢密院会議はいわゆる「限定会議」として行われ、出席者は女帝と宮廷侍従長、6皇家当主に限られていたようだ。審議された議題には故アリッツィオ・コルアゾールが務めていた帝国宰相職の後任など、政府内人事も含まれていたものと思われる。

枢密院は請願書の類にも目を通すが、今回は近衛隊巡閲式におけるライサス(Lysus/帝位継承試験コルアゾール家代表)の反抗的言動に対し、聖テトリモン教団総長から不敬罪の告発状が提出されており、処分のほどが注目される。

関連したニュースでは、今日、サンマター・マレアツ・シャコールが惑星マターのグランド・キャラバンサライに姿を見せた。詳細は不明だが、先週のアマープライム電撃訪問と戴冠式、祝賀会への出席について、部族会議に報告するためと見て間違いないだろう。元CONCORDミンマター代表のケイタン・ユンもサンマターの側近として同行していたが、スコープは彼の現在の居場所を掴むことはできなかった。

グランド・キャラバンサライに到着したサンマター・シャコールは、記者たちへ次のようなコメントを残した。
「新たな女帝の戴冠に立ち会えたのはまことに喜ばしいことだ。何もかも実に面白く、満足いくものだった。皆も知っての通り、アマーの見世物は驚くぐらい素晴らしいからな。いやまったく見事な花火だったぞ」
ISD Parrot
ISD Japan
ISD Alliance
#115 - 2016-10-13 15:24:36 UTC
宗教評議会が国教教義におけるクローンの解釈について助言的勧告
2016-10-11 18:30 スコープ、リナ・アンバー

アマー発-宗教評議会の最高意思決定機関である最高神学会議が女帝カティズ1世の要請に応じ、「信仰への勧告」を発表した。評議会の助祭と判事たちが彼女の提唱する「新時代」を検討したこの勧告は、聖典の解釈に対する助言的判断という形をとり、アマー国教におけるクローンについて新たな統一見解を採用。信仰と典礼の分野で彼らの地位を大幅に引き上げることを認めている。

はっきりと判断できる権威が存在しなかったため、特に軍部や親アマー派カプセラにとって、この問題は教義にかかわる厄介な問題だった。クローンについて神学的論争が交わされる際は、帝位継承権者のクローン化を厳しく禁じる「聖なる肉の教義」の観点から論じられることが多い。とはいえ、クローンが帝国国教の信徒かどうかは比較的柔軟な発想が許された問題だった。正統派宗派はクローンに対してそれぞれ異なった立場をとりながらも、自己の立場は明確にしていた。

今回、最高神学会議は「具現化せる魂が帝国国教に属すか否かは、その者の肉体が自ずから明らかにするところ」だとして、クローン問題に1つの結論を下し、カプセラは非カプセラと差異なく遇されるべきとする信条を示した。

宗教評議会の上級神学者たちはジャミル1世とアリッツィオ・コルアゾールの事例を引き合いに出し、最高神学会議の決定を支持している。彼らの解釈によれば、ジャミル1世の魂は生まれながらの肉体と「最初の死ののち神意によって与えられた」肉体とに宿った「奇跡的存在」であり、人為的に再生されたアリッツィオ・コルアゾールの肉体は、「肉体を改め、霊的に生まれ変わる」ため、宗教的使命にもとづいて技術が用いられた結果なのである。神学者たちは2人の皇帝が複数のカプセラを聖座会…非常に名誉ある軍事修道会…に入会させた事実も指摘している。

宗教評議会は勧告に加えて、ユーライ協定に定められた「複数のクローンを利用した単一人格同時起動の禁止」が聖典の教えに沿うものであることを再確認した。今回の勧告は信仰についての激しい議論を呼び起こすだろうが、女帝と枢密院が宗教評議会の発表内容を審議し、論争を鎮めるにたる決定的な裁定を下すのは間違いない。

関連したニュースとして、枢密院は「新時代における帝国と教会の主要問題」を審議する一方で、その他の諸問題に関する公告、請願書への回答を公開した。そこには聖テトリモン教団のライサス(Lysus)に対する告発状への回答も含まれていた。

告発を受けた枢密院は次のように宣言している。
「カティズ1世陛下の近衛隊巡閲に際し、ライサスが不遜かつ傲慢な行動をとり続けた事実は、被告を不敬および異端の罪で有罪とするに十分な証拠である。よって、彼の者の神聖アマー帝国におけるすべての地位をここに剥奪する。亡きアリッツィオ・コルアゾール卿より授けられた貴族身分は失効し、領地は没収され、コルアゾール家へと返還される」
ISD Parrot
ISD Japan
ISD Alliance
#116 - 2016-10-15 02:28:23 UTC  |  Edited by: ISD Parrot
インナーサークルが特別会合を招集…技術共有について協議?
2016-10-13 19:12 スコープ、リナ・アンバー

ユーライ発-CONCORDインナーサークルが緊急通知を発し、非公開の特別会合を招集した。各国のCONCORD代表は10月14日(金)の朝、ユーライ星系のCONCORD本部で待機するよう要請された模様だ。DEDがサンクトゥム艦隊に即応態勢を取らせたとの情報もある。

今回の特別会合の議題は不明だが、通商保護委員会の関係者によれば、星間技術共有監査・査察部の動きが活発になっているという。委員会の下部組織である彼らは、しばしば非公式に「AG12機関」と呼ばれ、ユーライ合意の「アルファ・ガンマ・12」指令にもとづいて星間技術共有を法的・商業的側面から管理している。

AG12指令はユーライ合意の交渉後半に激しい議論を経て可決し、ユーライ協定に関する数多くの付録の1つとして体系化された。技術共有について定めたこの指令は、星間パワーバランスを維持するCONCORDの任務にとって、今や欠かせない存在となっている。星間技術共有監察総監は通商保護委員会と指令執行局という2つの組織の指揮下に置かれた、かなりユニークな存在である。

DEDはAG12指令にもとづき、常設の「星間技術共有規定の履行保証(WRITS)に関する任務部隊」を設置しているが、彼らにはDEDのあらゆる部隊を上回る件数の苦情が寄せられており、その凄まじさときたら悪名高きSARO特別部隊ですら及ばない。委員会関係者はAG12機関がタール3の通商保護委員会所有ステーションで会議を開き、WRITS任務部隊の士官たちが出席したと証言している。

特別会合の目的、SCCおよびDEDの活動活発化について説明を求めたが、CONCORD、インナーサークル、DED、SCCのいずれの報道官もコメントを拒否した。
ISD Parrot
ISD Japan
ISD Alliance
#117 - 2016-10-15 17:43:28 UTC
クローニング新技術、既に4大国に行き渡る…SoEが「CONCORD管理下の協定を無視」
2016-10-15 15:33 スコープ、リナ・アンバー

ユーライ発-今日、CONCORDは特別会合終了後に公式声明を発表し、4大国が新たに開発されたクローニング技術を既に使用していることを明らかにした。各国代表団は軍部がカプセラ戦力の増強を目的として、候補者を増やすために新技術導入に踏み切ったと語っている。また、4大国へ技術を提供したのがシスターズ・オブ・イブだという事実も判明した。

スコープが入手している情報では、特別会合は星間技術共有監査・査察部の要請を受けたインナーサークルによって招集され、CONCORD本部のいずこかで行われた模様だ。この要請はユーライ協定の技術共有条項、アルファ・ガンマ・12指令にもとづいている。アマーとガレンテの代表団関係者の話によると、会合の席上、星間技術共有監察総監は証拠を開示し、アマー帝国海軍とガレンテ連邦海軍が軍事的観点から新たなクローニング技術を開発ないし取得していると指摘したという。

しかし、ミンマター代表団のケイタン・ユンがミンマター海軍も同様の技術を有していると発言し、会合は混乱の渦に投げこまれた。カルダリ代表団も後に続き、連合海軍と巨大企業の治安部隊が類似した技術を軍事目的で導入中だと述べた。

予想外の展開は、ある出席者の言葉を借りれば、「総監に赤っ恥をかかせる」光景だった。各国代表団は新技術の基幹部分がSoEから提供されたことも相互に確認しあった。

公式声明は「クローニングと人格転送にかかわる新技術の開発」について、「軍事目的での利用はユーライ協定において合法」だと明言、「シスターズ・オブ・イブが星間社会において技術を移転、共有するための適切な手続きを踏まず、CONCORD管理下の協定を無視」したことに遺憾の意を示した。

スコープはSoEに取材を試みたが、公式声明についてコメントを得ることはできなかった。
ISD Parrot
ISD Japan
ISD Alliance
#118 - 2016-10-18 13:12:11 UTC
ブラッドレイダー盟約がサニ・サビク派を扇動、軍事クローニング施設の襲撃を呼びかける
2016-10-17 17:16 スコープ、アルトン・ハヴェリ

オルボア発-ブラッドレイダー盟約の指導者オミール・サリクサが、サニ・サビク派に向けて扇動的な放送を行っている。その内容とは、宇宙と地上とを問わず、4大国の軍事クローニング施設を襲撃すべしというものだ。

今朝早く、スコープのGalNet・超光速通信モニタリングサービスはオミール・サリクサの暗号化されていない公開放送をキャッチした。放送ではブラッドレイダーやサニ・サビク派を連想させる画像とともに、サリクサが次のようなメッセージを発している。
「我らが血の盟約に忠実なる者は起て、起って最も純潔な肉体を手に入れよ、魔女と4匹の獣に穢される前に」

「魔女」と「4匹の獣」とは、シスターズ・オブ・イブとCONCORDを構成する主要4大国、すなわちアマー帝国、カルダリ連合、ガレンテ連邦、ミンマター共和国のことを指しているらしい。ブラッドレイダーは独自の大艦隊を有し、広い地域に分散して活動しているため、このようにサニ・サビク派全体に向けて行動を呼びかけるのは異例のことだ。

ブラッドレイダー盟約は何世紀も前にアマー帝国を追われたサニ・サビク派のなかでも、最も過激かつ危険な分派である。サニ・サビク派すべてがブラッドレイダーの恐るべき教えを奉じているわけではないが、冷酷さと凶暴性で肩を並べる分派も存在する。

4大国の主要都市からは独立した事件が報告されているが、サリクサの扇動によって実際に軍事施設が襲撃されたかどうかは分かっていない。各国の軍と治安関係者は厳戒態勢を敷いて状況を注視している。
ISD Parrot
ISD Japan
ISD Alliance
#119 - 2016-10-18 16:58:34 UTC
ブラッドレイダーの隠密攻撃部隊がクローニング施設を襲撃、CONCORDはカプセラにブラッドレイダー拠点の破壊を要請
2016-10-18 15:38 スコープ、アルトン・ハヴェリ

ユーライ発-4大国とCONCORDから緊急発表。ニューエデン全域でブラッドレイダーの隠密攻撃部隊による襲撃事件が発生した。

現在入っている報告によれば、特殊なステルスナノコーティングを利用した隠密攻撃部隊が夜闇に乗じて行動を起こし、4大国各地で大規模な襲撃作戦に出た模様だ。ブラッドレイダー部隊はナノコーティングによって軍の早期警戒システムを突破したが、彼らがこの一連の行動を「コールドアイアン」と呼んでいるとの情報もある。襲撃はブラッドレイダーの指導者、オミール・サリクサによるサニ・サビク派への扇動に端を発するものと見て間違いないだろう。

CONCORDはブラッドレイダー部隊が構成国に対して軍事行動をとっていることを認め、独立カプセラへDEDと各国軍の援護を要請。DEDのオド・コラチ准将はブラッドレイダーの拠点の座標情報を急ぎ公開するとともに、センサーがコールドアイアン・ナノコーティングに対抗できるよう、スキャンアルゴリズムへの緊急アップデートを実行した。

一方、ブラッドレイダー側ではオミール・サリクサが依然としてサニ・サビク派への扇動放送を続けており、軍事クローニング施設を襲って「新たな真紅の収穫、清らかな肉と血」を手に入れよと呼びかけている。ミンマターからは北ミクラムルカ草原地帯の軍事クローニング施設が「血液カルトテロリスト」に攻撃されたとの報告が入っているが、詳細は不明だ。一部報道によると被害は民間の商業クローニング施設にも及んでいるらしい。

DEDはブラッドレイダー艦を発見次第撃沈するようカプセラに要請している。
ISD Parrot
ISD Japan
ISD Alliance
#120 - 2016-10-22 02:48:10 UTC
ミンマター部族会議が共和国海軍カプセラ登用プログラムの候補者を招集
2016-10-21 18:17 スコープ、リナ・アンバー

マター、グランド・キャラバンサライ発-今日、ミンマター部族会議は共和国海軍カプセラ登用プログラムを開始するため、七大部族の候補者たちに招集をかけた。このプログラムでは最近存在が明らかになったクローニング新技術が使用されるらしく、関係筋は今後のカプセラ候補の大幅な増加を予言している。

ここのところ、部族会議は「星間安全保障とミンマター人民が直面する試練」について、以前よりも頻繁かつ定期的な非公開協議を重ねている。議題はいわゆる「ドリフター危機」と、最近相次いでいるブラッドレイダーおよびサニ・サビク派による襲撃事件、そしてアマー帝国関連の国境紛争と奴隷問題の可能性が高い。

他のミンマター発のニュースとしては、アマー国教とミンマタースピリチュアリズムを織り交ぜた汎神論の支持者たちが、「エフェシアノスの道」なる概念を採用した模様だ。これは有名なミンマター自由戦士アライアンス、ウシュラ・カーン(Ushra'Khan)のメンバーの著述に基づいているという。

マターなどの惑星ではサニ・サビク派を含めた非正統宗教の活動が活発化しており、この動きは「祝福されし苦役の救世教会」やその他の習合信仰が最近の事件に反応したものと言えるだろう。